取引先にお中元を贈った方が良い?

syugi

毎年恒例のお中元。

日頃お世話になっている得意先に感謝の気持ちを込めた贈りものをする絶好の機会です。
疎遠になっている得意先についてはコミュニケーションの一環として、まだ関係の薄い得意先については、今後懇意にしてもらうことを考えて贈るのも良いでしょう。

取引先にお中元を贈るメリット

取引先にお中元を贈ることで、お中元をくれた企業として印象に残り、今後の取引がスムーズになるということが考えられます。

贈る際、宛先については先方の社長宛とし、支店や部署宛に贈る場合はそれぞれの支店長や部長としましょう。
お中元を贈った取引先は、毎年継続して贈ることが考えられるためエクセル等で「贈る先リスト」を作成すると、贈り漏れといったことを避けられます。

贈り方

贈る時期は、7月の始めから中旬にかけてとなります。

この時期を過ぎてしまった場合は、「暑中御見舞」や「残暑御見舞」とのしの表書きを変えて贈ります。
地域によっては1か月時期がずれるところもあるため、贈る時期を把握しておきましょう。
贈る時期に注意が必要ですが、贈る相手が政治家や公務員といった場合にも注意が必要です。
物品の受領が、公職選挙法や公務員の規定にかかることがあるからです。

贈るもの

お中元の相場は、3~5,000円が相場となります。

複数の取引先に贈る場合や、特に親しい取引先に贈る場合等、関係によって金額は異なっても構いません。
贈るものについては、先方の従業員に配ることも考えられるので、クッキーや紙パックの野菜ジュース等小分けにできるものを贈ると喜んでもらえるでしょう。

または、自社製造の商品を贈るというのも商品のPRの機会なのでおすすめです。

贈るのを避けた方が良いものもあります。

  • 調理が必要なもの
  • 生鮮品といった日持ちしないもの
  • アルコール類
  • 小分けにする手間が生じるもの
  • 先方の競合他社の商品

といったものは避けた方が無難です。

細かいようですが、せっかくの贈り物なので先方の印象を悪くしないようなものを選ぶのが肝心です。
贈る際は、直接先方に出向いて挨拶をしつつ、お中元を渡す方がよりコミュニケーションとして有用ですが、先方とのスケジュール調整が厳しい場合があります。
また、贈る先が多いもしくは遠方で尋ねることが厳しいという場合は、通販を利用するというのも一つの手です。

毎年恒例のコミュニケーションのチャンス、ビジネスを有利に進めるためにも積極的に取り組むようにしましょう。